日本人の食生活に欠かせないお味噌汁。特に寒い季節にはその味といい、温かさといいほっこりしますよね。私もお味噌汁は大好きで、しかも体にいいので、和食の時は具をいろいろ変えてほぼ毎食作っています。
いろんなお料理の味付けに調味料としも使えて重宝する日本食の代表的な存在の味噌は、ほとんどのご家庭にも常備されているのではないでしょうか?
毎日使うものなので特価の時に多めに買ったり、赤みそや白みそ、合わせみそなどいろんな種類をそろえて使っていたりして、気が付いたら賞味期限が切れていた!なんてことありませんか?
今回はお味噌の賞味期限や賞味期限切れ、開封後や未開封の場合はいつまで食べられるのか、また、冷凍保存が可能かなどについて調べてみました。
味噌の賞味期限は?
お味噌は、常温保存ができるのをご存知ですか?
スーパーなどで陳列されているのを思いだせばわかると思いますが、納豆やキムチはスーパーの冷蔵部分に陳列されていますが、味噌はしょうゆやみりんと同じように常温で陳列されています。
というのも味噌は冷蔵庫がない時代から伝わる貯蔵・発酵食品で、当時は瓶に入れて床下や冷暗所に保存されていた、正しい管理の下ではそもそも腐りにくい食品なのです。
ただ湿気に弱く湿度が高いと傷みやすいため、特に梅雨や夏場などは気をつける必要があります。
そういったことから、未開封の場合に限りますが、非常に暑かったり湿度が高い夏以外の常温の場合は、2~3か月は保存が可能です。
また、表示されている通り冷蔵庫で保存している場合は味噌の種類にもよりますが3ヶ月~6ヶ月ほど保存が可能です。
納豆の賞味期限切れはいつまで食べていますか?
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お味噌の賞味期限切れ、いつまで使える?
では、賞味期限が切れたお味噌は未開封と、開封済みの場合、それぞれ使えるのでしょうか?また、使える場合はいつまでなら大丈夫なのでしょうか?
未開封の味噌の場合は?
賞味期限とは「正しい保存をしている場合、その期限まではおいしく食べられる」ということです。ですので、未開封の場合は、風味や味は変わってしまいますが、お味噌も多少賞味期限が過ぎても使えます。
正しく冷蔵庫内で保存していて未開封の状態であれば3–4か月ほど過ぎていても使うことは大丈夫そうです。
先ほどもありましたが、味噌は正しい保存状態で密封包装していると腐らない、または腐りにくいとされていて、1年や2年経過しても大丈夫と言われていたり、中には、作ってから20年たった自家製の手作りみそを食べて大丈夫だったという方もいるようです。
ただ、やはり保存期間が長くなると、風味も落ちてしまうので、せめて半年くらいをめどに使いきるのがおすすめです。
お味噌以外にも未開封で10年以上たった梅干しなどを食べて大丈夫だったという方も中にはいるようです。きっと保存状態がよかったからでしょうが、リスクを考えると真似はしないほうがよさそうですね。
開封後の味噌は?
お味噌を開封した場合は、賞味期限が数か月先でも開封した時点でなるべく早く消費したほうがいいです。
また、塩分の取りすぎといわれる昨今、塩分控えめの味噌やだし入りなどの加工している味噌がありますが、これらは加工していないお味噌に比べて、賞味期限が比較的短く、傷むのも早いです。
ですので、加工したお味噌や開封したお味噌は特に早めに使い切ることをおすすめします。
味噌の中でも赤みそは塩分濃度が高いので腐りにくく、逆に麹味噌は塩分が少ないため腐りやすいのが特徴です。
保存状態がよくないと、黒い色になり水分が蒸発し、風味も損なわれてしまいます。また、空気に触れると雑菌が入ることで、変色したり乾燥して腐りやすくなります。
おいしい状態で長持ちさせるコツは、お味噌を空気に触れさせないことです。市販のお味噌の容器の中には味噌の表面に必ず白い紙が蓋のようについていますが、これは、お味噌が空気に触れないようにするためです。
開封後は、この紙を捨ててしまうのではなく、毎回使い終わったら、その紙で表面を覆って保存することが必要です。そうすることで味噌が乾くことなく、変色もせず風味を損なうことを防ぎます。
もし、知らずに捨ててしまった場合はサランラップをお味噌の表面にピタッとつけて保存すれば大丈夫です。
味噌をタッパーなどに移し替える場合も、味噌の表面にラップを必ずしっかりくっつけてから蓋をして保存することをおすすめします。
酒粕をお味噌汁に少し混ぜて食べてもおいしいですよね。
⇒ 酒粕の保存方法や賞味期限は?黄色やピンク色でも心配ない!?
お味噌は冷凍できるか?
ご存じない方も多いかもしれませんが、実はお味噌は冷凍が可能なんです。保存期間は約1か月ほどです。
お味噌がたくさんあって困る!という場合は、冷凍しておけば当分の間、安心して使えますよね。
お味噌は、一般家庭の冷蔵庫では凍らないので、使うときはそのまま取り出して使えるのでとても便利ですね。
冷凍保存するときの注意点は、冷蔵庫で保存するのと同様、冷凍庫内はとても乾燥するので、味噌に空気が触れないようにラップなどを味噌の表面に密着させて、その上にしっかり蓋で密封して保存することです。
実はまだ、冷凍保存は試したことがないのですが、冷凍庫で保存してもお味噌の風味もそれほど落ちないようですので、使いきれないときはこの方法を使いたいと思います。
同じ発酵食品のチーズも冷凍保存が可能ですよ。チーズの賞味期限はこちらをご覧ください。
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古いお味噌をおいしく食べる方法は?
実は、古いお味噌もおいしく変身させる使い方があります。
それは、古いお味噌に新しいお味噌を足してお味噌汁を作るのです。味噌の分量は新しいお味噌1に対して、古い味噌を1/3~1/4です。決まった分量はありませんので、ご自分で調節していただいても大丈夫です。
この方法を使って、わが家でも古いお味噌を時々よみがえらせていますが、いつものお味噌と一味違っておいしくいただいています。ぜひ、あなたも古いお味噌があれば試してみてください。
まとめ
未開封のお味噌は賞味期限切れ、3-4か月なら使えることがわかりましたね。また、お味噌は冷凍保存ができるのも意外で、うれしい情報でしたね。
ただやはり、おいしく食べるためには使い切れる量だけを購入して、できるだけ賞味期限内に使い切りたいですね。ぜひ、お味噌を保存する際、参考にしてみてください。